3月休診日情報2024.2.22
無症状でも油断禁物!? レントゲンで発見される隠れた病気2024.2.05
こんにちは。院長の米子です。
2月16日は日本で初めて
天気図が作成された「天気図記念日」だそうです。
天気や気圧、風速などを
地図上に描いたものが天気図。
これによって初めて天候の流れを可視化できるように
なったといわれています。
ちなみに歯科診療における
可視化(見える化)といえば
「レントゲン検査」を欠かすことはできません。
歯科の病気の中には自覚症状がほとんどなく、
レントゲン検査で偶然発見される病気が
いくつか存在しています。
今回は、そうした病気の中から
代表的なものを3つ、ご紹介していきましょう。
◆レントゲンで見つかる病気や症状1
歯根吸収
歯根吸収は
主に歯のケガや矯正治療が原因で、
歯の根っこ(歯根)が少しずつ
溶けて短くなる現象です。
しかも、一度溶けてしまった歯根は元に戻らず、
短くなりすぎると歯がグラグラしたり、
抜け落ちたりすることがあります。
初期の段階では症状がないため、
レントゲンを撮らなければ
なかなか発見に至りません。
◆レントゲンで見つかる病気や症状2
顎骨嚢胞(がっこつのうほう)
嚢胞(のうほう)とは
体の中に作られる袋状の病変で、
中でも「あごの骨」の中にできたものが
顎骨嚢胞(がっこつのうほう)です。
最初のうちは
痛みや腫れといった自覚症状がなく、
知らないまま放置されてしまうことも
珍しくありません。
放置された嚢胞は次第に大きくなり、
歯の位置がズレたり、
顔の形が変わったりする原因になります。
レントゲンでは、こうした
自覚症状の乏しいお口の異常にも、
いち早く気づくことができます。
◆レントゲンで見つかる病気や症状3
歯の位置や生え方などの異常
本来あるべき位置や向きに
歯が生えていない、あるいは
「歯の数が足りない」「多い」といった異常も、
レントゲンで偶然発見されることがあります。
中でも代表的なのが、
横向き・斜め向きに生えている「親知らず」です。
このような親知らずを放置すると、
歯ぐきの腫れや
痛みを繰り返すことも少なくありません。
また、「歯の数の異常」なども
レントゲンを撮らないと
なかなか気づくことができません。
放置すると、
大人になっても永久歯が生えてこなかったり、
「歯並び」や「かみ合わせ」が
悪くなったりすることがあります。
◆レントゲン検査で
むし歯・歯周病以外の病気もチェック!
歯科のレントゲン検査には
むし歯や歯周病の有無、
進行状況を知るだけではなく、
自覚症状のないお口の異常を
早期に発見できる
メリットがあります。
病気に早く気づくことで
将来的なリスクに対応できるほか、
病状が悪化する前に
適切な治療を受けることが可能です。
このようにレントゲンは
お口の状態を正確に調べる手段として
非常に効果的です。
また、患者の皆さまもご自身の状態を
より深く理解することができます。
皆さまに安心して治療を受けていただけるよう
スタッフ一同取り組んでまいりますので、
ご不安なことがあれば
いつでもお気兼ねなくお声がけください。
小栗歯科
〒790-0036 愛媛県松山市小栗2-3-24
TEL:0120-089-475
URL:https://www.oguri-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/oguridental?gm
2月休診日情報2024.1.29
歯が痛いと錯覚してしまう「歯科恐怖症」とは?2024.1.10
あけましておめでとうございます。院長の米子です。
新年を迎え、気持ちも新たに
さまざまなチャレンジを始める方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時こそ、「体が資本」というように、
心身の健康維持は欠かせません。
「歯が痛む」など、
お口の状態にお悩みがあれば、
早めの受診が肝心です。
しかし、このような歯の痛みは
必ずしも歯が原因で
引き起こされているわけではないのを
ご存じでしょうか?
今回は、歯が原因ではないのに
歯の痛みを引き起こし、治療が困難となる
「歯科恐怖症」についてご紹介します。
◆歯科恐怖症とは?
歯科恐怖症とは、過去の歯科治療が
トラウマ(精神的外傷)となって
心身に不調をきたす症状です。
その名の通り、
歯科への恐怖感が原因となって、
口腔内に異常がなくても
歯や歯ぐきに痛みを覚えることがあります。
さらに、
「治療前や治療中に動悸やめまいが生じる」
「大量の発汗」「過呼吸」
「吐き気」「意識の喪失」など
人によってその症状はさまざまです。
たとえば、
むし歯など、歯のトラブルが生じた際、
多くの方が
「歯科医院で診てもらおう」と
するはずです。
しかし歯科恐怖症の方は、
「歯科医院を受診しよう」と考えただけで、
体がこわばったり動悸がしたり、
歯や歯ぐきの痛みを錯覚するなど、
他の問題が生じて歯科医院に
行けなくなってしまうのです。
「多少の不安を感じるのはわかるけれど、
受診が困難になるほどなんて…」
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一説によると
「日本国内の500万人前後が
この歯科恐怖症によって受診を避けている」
と言われており、テレビやネットニュースで
取り上げられたこともあります。
歯科恐怖症に悩んでいる方や、
そうとは気づかずに過ごしている方が
それだけ多いということですね。
歯科恐怖症が悪化してしまうと、
むし歯や歯周病になっても治療を受けられず、
お口の健康を大きく損なう結果になるのは
想像に難しくありません。
では、
歯科恐怖症の予防をするには、
どのようなことに気をつければよい
のでしょうか?
ここからは、歯科恐怖症への
具体的な対策方法を3つご紹介します。
◆歯科恐怖症対策1:まずは相談する
1つ目は、
『歯科治療に不安があることを、
歯科医師に正直に話してみる方法』です。
治療や麻酔を受ける際、
「治療を我慢して受けるべき」
「麻酔の注射は怖がらずに受けるべき」
などの思い込みはありませんか?
たとえば、本当は怖いのに
「怖がらずに治療を受けるべき」と
自分に高いハードルを課すと、
かえって歯科恐怖症を
引き起こしやすくなる可能性もあります。
大人であっても歯の治療が怖いと感じたら、
自分の感情を押さえつけなくてもいいのです。
素直に打ち明けることで、
私たちも別の対策・方法を考えることができます。
歯科治療が怖くて悩んでいる方は、
お気兼ねなくご相談ください。
◆歯科恐怖症対策2:痛みを我慢しない
2つ目は、『痛みを我慢しすぎないこと』。
1つ目と一緒ですが
「大人は痛みを我慢するべき」という
考え方にとらわれる必要はありません。
正直に話していただくことで、
患者さまと一緒に対策・対応を考えながら、
さまざまなアプローチで
治療を進めていくことができます。
◆歯科恐怖症対策3:
リラックスできる関係性を構築する
3つ目は、
『自分がリラックスできて、
コミュニケーションを取りやすい
歯科医院を選ぶこと』です。
院内の環境や歯科医師との相性により、
「同じ治療」でも受ける印象は大きく異なります。
少し時間をかけてでも、
自分が穏やかな気持ちで
治療を受けられる環境を探してみましょう。
歯科恐怖症は一度かかってしまうと、
治療にある程度の時間が必要になります。
そのため、
歯科医師とコミュニケーションを取りながら
治療を受けられるようにするのが大切です。
「むし歯の治療をしたいけど、
医者が怖くて治療できていない…」
と悩んでいる方や、
この記事を読んで
「自分は歯科恐怖症かもしれない…」
と思った方は、
お気兼ねなく当院までご相談ください。
小栗歯科
〒790-0036 愛媛県松山市小栗2-3-24
TEL:0120-089-475
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