デンタルブログ
ここまで見える!歯のレントゲン撮影2021.10.07
こんにちは。院長の米子です。
10月31日はハロウィン!
毎年この時期になると色々なお店で
ハロウィンの飾り付けやお菓子、
仮装グッズなどが並び始めます。
かわいらしいオバケやカボチャから、
ちょっとリアルで迫力のある
吸血鬼やゾンビ、ガイコツの衣装まで様々。
見ているだけでも楽しげで賑やかな雰囲気が
伝わってくるような気がしますね。
ちなみに、当院では頻繁に
「ガイコツ」ならぬ
「骨」が目撃されます…
…といっても、
心霊現象でもなんでもなく、
レントゲン撮影のこと!
今回は、そんなレントゲン撮影で
私たちが「一体どんなことを診ているのか」を
ご紹介していきたいと思います。
◆見た目よりも実は深い?!
むし歯の大きさがよく分かる
むし歯治療は進行具合によって
治療方法などが大きく変わるもの。
ほんの小さな黒い点にしか見えないむし歯や、
一見何も問題がなさそうに見える歯であっても、
実は歯の中でむし歯が大きく広がっていることがあります。
肉眼で直接見ることのできない部分も、
レントゲン撮影ならしっかり調べられるので、
適切な治療を行うためにとても役立つのです。
他にも、
見つけることが難しい歯と歯の間のむし歯や、
「かぶせもの」の下にできたむし歯も
レントゲンでは見つけることができます。
むし歯の見逃しをなくすことで、
早期治療につなげることができるのです。
◆知らない間に溶けている?!
歯ぐきの下の「骨」まで見える
歯は、歯ぐきの中の骨に支えられていますが、
歯周病が進むとその骨が溶けて
歯を支えられなくなり、
いずれ歯が抜ける原因に…。
歯周病は自覚症状が少ないため
ご自身ではなかなか気づくことがありません。
ですが、そんな歯周病も、
歯科医院で検査を受けていただければ
見つけることができます。
さらに、レントゲン撮影では歯ぐきの中など、
目に見えない部分も確認することができます。
歯周病による悪影響がどの程度まで及んでいるか
より詳しく把握して、
治療に役立てることができるのです。
◆隠れている歯も丸わかり!
これから生える歯の状態をチェック!
まだ生えてきていない永久歯がどういった状態か
といったことや、
歯ぐきの中に隠れた親知らずの有無も
レントゲンでチェックできます。
特にお子さまの場合、
まだ姿の見えない歯が
「どのような向きになっているか」を知ることで、
周りの歯に悪い影響を与えないかなどを予測し、
今後の治療計画に役立てることができるのです。
◆思いがけず○○を発見…!
歯に関係なくてもしっかり確認
歯の治療のために撮影したレントゲンで、
患者さん自身に全く自覚がなかった
腫瘍などを発見する
というケースもあります。
私たち歯科で治療ができないものだとしても、
治療に適した外部の医療機関を紹介するなど
しっかりと対応させていただきますので、
ご安心ください。
このように、見た目だけでは分からない情報を
細かく伝えてくれるレントゲン。
レントゲンから得られる情報は、
正確な診断・治療につながり、
治療を早く終わらせることにもつながります。
ご不安なことや、分からないことがあれば
いつでもお気兼ねなくご相談ください。
これからも皆さんが安心できる治療を
心がけていきます!
小栗歯科
〒790-0036 愛媛県松山市小栗2-3-24
TEL:0120-089-475
URL:https://www.oguri-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/oguridental?gm
口呼吸はキケンがいっぱい!2021.9.06
こんにちは。院長の米子です。
暑い夏が終わるとやってくる食欲の秋。
ぶどう、マツタケ、栗、サンマと
秋は収穫を迎える食材も多く
食べものがおいしい季節でもありますね!
ですが、
そんな「秋の味覚」を楽しめなくなるかもしれない
『悪習慣』があります。
旬の食材が増える実りの秋に備えて、
今回は味覚障害のリスクを高めてしまう
「口呼吸」についてお話させていただきます。
◆口呼吸と鼻呼吸の違いとは?
普段、私たちが無意識のうちに行っている呼吸法には
・口呼吸
・鼻呼吸
の2種類があります。
基本的に、哺乳類が行う正しい呼吸法は
鼻から吸って鼻から吐く『鼻呼吸』で、
口呼吸を行うのは人間だけです。
犬が「ハアハア」と
口で息しているのを見たことがあるかもしれませんが、
あれは『パンティング』といって、
汗をかけない代わりに
体温を下げようとするときなどに見られる行動。
酸素はほとんど肺に送られていないようで、
正常な状態であれば、やはり鼻呼吸を行っているのです。
人間が口呼吸を獲得したのは、
言語を発するようになった影響だといわれています。
しかし、
口呼吸はあまり良い呼吸法とは言えません。
口呼吸をしていると冷たく乾いた空気とともに、
細菌やウイルスなどの異物が直接肺に入ってしまうため、
鼻呼吸に比べて、病気にかかりやすくなります。
◆口呼吸はむし歯や歯周病の原因に…
口呼吸による影響は、それだけではありません。
本来、お口の中の「だ液」は、
細菌や汚れを常に洗い流してくれています。
しかし、
口呼吸を続けていると
だ液が少なくなり乾燥状態に。
それによって
むし歯や歯周病の原因菌が
繁殖しやすくなります。
むし歯が進行すれば、
ズキズキとした耐えがたい痛みに襲われますし、
むし歯が神経に達すると神経の治療も必要になります。
また、歯周病は気づかないうちに進行しやすく、
放置していると
歯が抜け落ちるほど重症化してしまうことも…。
◆口呼吸による、さらなる悪影響
口呼吸による影響は、他にもたくさんあります。
・口臭の原因になる
・歯並びが悪くなる
・味覚障害を引き起こす
・いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になる
このように様々なトラブルを招くため、
口呼吸をしている方は、
ぜひとも鼻呼吸に改善していきましょう。
◆「あいうべ体操」で脱!口呼吸
それでは、実際に口呼吸を改善するためには
どうすればよいのでしょうか?
専門の治療を受けたり、
矯正器具を使うといった方法もありますが
まずはご自宅でも簡単にできる
「あいうべ体操」をご紹介したいと思います。
1.「あー」と口を大きく開く
2.「いー」と口を大きく横に開く
3.「うー」と唇をとがらせ、口を強く前に突き出す
4.「ベー」と舌を突き出し、下に向けて伸ばす
1~4を1セットとし、
毎食後に10セット繰り返します
舌や口周りの筋肉を鍛えることで、
口が不意に開くことを防ぎ、口呼吸の改善の他、
いびきや誤嚥(ごえん)の予防効果も期待できます。
ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。
小栗歯科
〒790-0036 愛媛県松山市小栗2-3-24
TEL:0120-089-475
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改めて見直そう!災害時のお口のケア2021.8.06
こんにちは。院長の米子です。
暑い日が続きますが、
皆さまいかがお過ごしですか?
日本では毎年、夏から秋にかけて、
台風や大雨が多く発生します。
今年もすでに各地で被害が発生しており、
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
災害時には、
停電・断水・用品の不足などで、
お口のことは後回しにしがち。
しかし、
お口の中を清潔に保つことは、
非常時だからこそ、とても大切なのです。
もし、お口の清潔を保つことができずに
細菌が増殖してしまうと、
さまざまな感染症や誤嚥性肺炎といった
身体全体に関わる大きなトラブルを招く危険
もあります。
そこで今回は、
いつどこで起こるかわからない災害時における
事前の備えや、お口のケアについてお話します。
◆事前に準備しておくとよいもの
・歯ブラシ
・洗口液
・ウェットティッシュ
・ティッシュペーパー
最低限、上記のものを
防災グッズに含めておきましょう!
他にも、
歯間ブラシやデンタルフロス、
キシリトールガムやシュガーレスガムも
準備しておくと役に立ちます。
また、入れ歯を使用されている方は
入れ歯ケース、入れ歯洗浄剤も
忘れないようにご注意を!
◆おぼえておこう!
災害時オーラルケアのススメ
●歯ブラシがない場合
せめてうがいをするだけでも
洗浄・殺菌効果があります。
30ml程度の水かお茶を使い、
一気に水を含まずに、2~3回に分けて
しっかりとブクブクうがいをしましょう。
●歯ブラシはあっても水が少ない場合
30ml程度の水をコップに用意。
その水で歯ブラシを濡らしてから歯みがきします。
歯ブラシが汚れてきたら
ウェットティッシュやティッシュペーパーなどで
汚れをよく拭き取って、また歯みがき。
これを繰り返したら、
最後に2~3回ブクブクとうがいをします。
●水も歯ブラシもない場合
ウェットティッシュや
ティッシュペーパーで歯をぬぐい、
汚れを拭き取ります。
普通に歯を磨くよりも
当然ながら効果は少ないですが、
物資が揃うまではしばらく
この方法で耐えしのぎましょう…!
●入れ歯の方は特に気をつけて!
入れ歯ケースを忘れていたことで、
入れ歯を何日もお口の中に入れっぱなし
の状態で過ごしていると
細菌が非常に増殖します。
また、入れ歯が破損した場合、
そのまま使用すると、
口腔粘膜を痛める原因になります。
逆に「入れ歯を外しっぱなし」にしていると
歯ぐきが痩せてしまい、
入れ歯が合わなくなって使えなくなってしまう恐れも。
入れ歯ケースと洗浄剤は、
必ず忘れないようにしましょう。
◆水分不足=だ液不足にもご注意を!
だ液には、お口の中の汚れを
洗い流す働きがあります。
しかし、災害時には、強いストレスや、
水分摂取が少なくなることなどにより、
だ液の分泌が減ってしまいがちです。
マッサージしたり、
キシリトールガムやシュガーレスガムで
だ液の分泌を促すように意識してみてください。
今回は
災害時こそ疎かにできないお口のケアについて
ご紹介させていただきました。
万が一、災害に見舞われてしまった時には
今回お伝えした口腔ケアを、ぜひ実践していただき、
困ったことがあれば近くのお医者さんや
避難所の職員さんに相談するようにしましょう!
小栗歯科
〒790-0036 愛媛県松山市小栗2-3-24
TEL:0120-089-475
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日々これ精進!ブラッシングのコツ2021.7.06
こんにちは。院長の米子です。
蒸し暑い日が増えてきたように感じますが
いかがお過ごしでしょうか。
7月といえば七夕ですね。
現在では
「○○が欲しい」
「○○になりたい」など
幅広い願いごとが書かれる七夕の短冊ですが、
もともとは織物の上手な織姫にあやかって、
「物事が上達しますように」との願いを込めて
短冊をしたためていました。
みなさんはこの夏、何を上達させたいですか?
もし現在、目標としているものがあれば、
その上達をお願いしてみるのも
いいかもしれませんね。
さて、歯科において
上達しておいていただきたいこと
といえば、やはり
ブラッシング!
今回は、ブラッシングの基本と、
リスクとなりやすい部位ごとの
ブラッシングのコツをご紹介いたします。
◆ブラッシングの基本
まず大事なのは持ち方。
「えっ?そんなところから?」
と思われるかもしれませんが、
歯を傷つけないために大切なことです。
歯ブラシは力の入りすぎを防ぎ、
細かく丁寧に動かせるように、
えんぴつのように持ちます。
歯面には歯ブラシの毛先を垂直に当て、
小刻みに往復(5mm〜10mm程度を目安に)させながら、
1〜2本ずつ丁寧に磨きましょう。
この時、力を入れ過ぎて
ブラシの毛先が広がらないように注意してくださいね。
次は、少しコツが必要な部位について。
◆磨き残しが多い5か所
1.歯と歯の間
歯間ブラシやデンタルフロスの使用が効果的です。
歯と歯の間の歯垢(プラーク)は、
歯ブラシだけでは6割ほどしか除去できないのに対し、
歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると
9割近くのプラークを除去できる
というデータがあります。
2.歯と歯ぐきの間
歯や歯ぐきの状態によって、歯ブラシを45度、
または90度になるように当て、
弱めの力でマッサージするように細かく振動させます。
3.前歯の裏側
歯ブラシを縦に使い上下に動かして磨きます。
下の前歯の裏側はブラシのかかと部分を使い、
汚れをかき出すように磨いてみましょう。
4.奥歯のかみ合わせ
奥歯の「かみ合わせ面」は溝が深く、
磨き残しが多い場所です。
くぼみ部分にブラシの毛先を入れ込むように当て、
小刻みに動かして磨きます。
5.奥歯の後ろ側
歯ブラシを斜めに入れるなど
奥まで届くように角度を調整しながら、
ブラシのつま先を使って磨きます。
難しい場合には
ワンタフトブラシ(毛束が1つのみのブラシ)など、
ヘッドがコンパクトなブラシを使用してみましょう。
ちょっとの心がけで、
ブラッシングの効果はグンと高まります。
全てを一度にマスターするのは難しいかもしれませんが、
「今日はここを頑張ってみよう」と、
ひとつずつチャレンジしてみてください!
上手に磨けているか不安な方や、
自分に合ったブラシが分からない…など
お悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
いつでもお待ちしております。
小栗歯科
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歯は人生のパートナー2021.6.08
こんにちは。院長の米子です。
6月4日 は6(む)4(し)にちなんで、
「むし歯予防デー」とされ、
さらに、4日から10日までの一週間は
厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会
などが実施する『歯と口の健康週間』とされています。
普段私たちが食事や会話を楽しめるのは、
健康な歯と口があってこそ。
永久歯の数は全部で28本、
親知らずを含めると32本あるので、
「1本くらい歯がなくても大丈夫」
と考えてしまうかもしれませんが、
それは大きな間違いです。
1本でも歯を失えば、
口内環境は大きく変化します。
「見えない場所だから」
「他の歯でも噛めるから」
といってそのまま放置していると、
全身の健康にも影響が…。
今回は
「大切な歯を失ったときに起こる影響」
について詳しくご説明します。
◆本当に怖い歯の喪失!
歯は本来、隙間なく並ぶことで
バランスを保っているため、
1本でも歯を失うと
隣り合う歯が傾いてきたり、
かみ合う歯が浮いてきたりして、
「歯並び」や「かみ合わせ」が悪くなります。
その結果として、
顎関節症(がくかんせつしょう)を
引き起こす可能性も。
また、
残っている歯に余計な負担がかかるため、
他の歯の寿命を縮めることにも
なりかねません。
歯の重要な役割といえば
食べものを「噛む」ことですが、
歯を1本でも失うと噛む力は低下し、
いずれ全身の健康にも影響が及びます。
そのひとつは、胃腸への影響です。
食べものをよく噛んで食べると、
だ液がたくさん分泌されます。
この「だ液」に含まれる消化酵素には
消化を助ける働きがあり、
胃腸への負担を和らげてくれているのです。
しかし、噛む力が低下して
食べものを飲み込むようになると、
だ液の分泌も減って
胃や腸に負担がかかってしまいます。
また、「噛む」ことは、脳の働きにも影響を与えます。
よく噛むと脳の働きが活発になりますが、
反対に噛む回数が減ると、脳への刺激も減少します。
残存歯が少なく治療をしていない人は
20本以上歯が残っている人に比べ、
認知症発症リスクが最大で1.9倍になる
というデータも…。
◆顔がゆがみ、発音も悪くなる
歯を失って食べものが噛みにくくなると
左右どちらかの歯で噛むようになり、
顔がゆがんでしまう恐れが。
しかも、前歯がなくなると歯の隙間から息が漏れ、
正しい発音も難しくなります。
話し相手に
「聞き取りにくい」
なんて言われたら、
会話も楽しめません。
◆歯にも寿命がある?
皆さまは、歯の寿命をご存じでしょうか?
日本人の「歯の平均寿命」は約50〜65年。
特に奥歯は抜けやすく、
前歯より10年以上寿命が短いことも
わかっています。
失った歯は二度と戻ることはありませんが、
・入れ歯
・ブリッジ
・インプラント
で補うことは可能です。
もし歯を失ってしまったら、
早めの治療をご検討ください。
◆日頃のケアと定期検診で歯を失わない努力を!
歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病。
歯の寿命を延ばすためにも、
日頃のケアと定期検診が大切です。
80歳になっても自分の歯を
20本以上残すことを目標に、
むし歯・歯周病予防に努めましょう!
小栗歯科
〒790-0036 愛媛県松山市小栗2-3-24
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